神戸市で2019年、当時対立関係にあった指定暴力団山口組系組員を銃撃し重傷を負わせたとして殺人未遂などの罪に問われた山健組組長中田浩司被告(67)の控訴審判決で大阪高裁(小倉哲浩裁判長)は12日、無罪とした一審神戸地裁判決を支持し、検察側控訴を棄却した。検察側は一審で懲役20年を求刑していた。
24年10月の一審神戸地裁の裁判員裁判判決は、現場付近の防犯カメラ映像の多くが不鮮明で、犯人と断定できないと指摘。「被告が犯人の可能性は高いが、別人である可能性を否定できない」と判断した。
関係者によると、山健組は当時指定暴力団神戸山口組の中核団体で、山口組と対立関係にあった。その後離脱し、21年秋に山口組に合流した。