環境省職員が水俣病の被害者団体との協議で「他の公害患者と比べても恵まれている」と発言したとして団体側の抗議があったことについて、石原宏高環境相は12日の閣議後記者会見で「事務方に確認し、不適切な発言はなかったとの報告を受けた」と否定した。その上で「被害地域の医療福祉の充実に引き続き丁寧に対応していきたい」と述べた。
水俣病患者連合など2団体は1日の水俣病慰霊式に併せて実施された石原氏との懇談で、4月の協議で職員の不適切な発言があったと抗議。石原氏はその場で「そういうように取られてしまう発言があったとすれば謝りたい」と応じ、事実関係を確認するとしていた。
また、石原氏が胎児性患者との面会で福祉支援を巡る要望に対応する意向を示した後、一転して「現実は難しい」と発言したことに関しては、「言葉足らずだった。お約束をしたことはしっかりと(水俣)市長にお伝えした」と釈明した。この発言についても患者側が6日付で発言撤回と謝罪を求める抗議文を環境省に提出していた。