イラン回答、米「気に入らず」

米バージニア州でゴルフ大会を観戦するトランプ大統領(中央)=9日(AP=共同)

 【ワシントン、イスタンブール共同】イランは10日、戦闘終結に向けた米国の提案に対する回答を仲介国パキスタン経由で米国に送った。トランプ大統領は「気に入らない。完全に受け入れられない」と交流サイト(SNS)で拒否する姿勢を示した。反発の理由は不明。米メディアによると、イランはホルムズ海峡の段階的開放のほか、保有する高濃縮ウランの一部について濃縮度引き下げや残りを第三国に移送することを提示した。

 イランメディアは、濃縮度引き下げや国外搬出を巡る回答について米報道を否定している。米政権はイランの核開発の阻止を掲げる。14、15両日の米中首脳会談を控え戦闘終結の合意が期待されていたが、交渉は平行線。米イランの停戦から1カ月が経過しているが、ホルムズ海峡の事実上の封鎖や米国によるイランの港湾封鎖が解除される見通しは立たない。

 イラン外務省のバガイ報道官は11日の記者会見で、回答ではレバノンを含む全地域での戦闘終結、米国による港湾封鎖や凍結資産の解除、ホルムズ海峡の安全航行を要求したと表明した。

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