【ワシントン共同】米国防総省は1日、ドイツに駐留する米軍部隊のうち5千人を撤収させると発表した。トランプ大統領は、ドイツのメルツ首相が米国のイラン攻撃に批判的な言動を繰り返していることに不満を募らせ、削減する可能性を示唆していた。パーネル国防長官補佐官(広報担当)は共同通信に対し「欧州での戦力態勢を見直した上での決定だ」と説明した。撤収は今後6~12カ月で完了するとしている。
CBSテレビは、撤収する米軍部隊について、一部は米国に戻り、その後に海外に再配置される可能性があると報じた。米本土やインド太平洋地域に重点を置く国防総省の取り組みの一環だとしている。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は、米当局者の話として、陸軍の1個旅団が撤収の対象となると伝えた。バイデン政権が2024年に決定した長射程ミサイルを備えた部隊を26年にドイツに配備する計画も取り消されるという。
ドイツは米軍の欧州最大拠点で、3万6千人超が駐留している。