津波避難の渋滞、解消できず

地震発生1時間後の青森県八戸市の道路渋滞状況を示すデータ。各印はスマートフォンアプリの位置情報を表し、色が濃いほど移動速度が遅いことを示す。丸印は特に遅い。着色されたエリアは最大規模の浸水想定区域(出典:アグープ社、ハザードマップポータルサイト、地図は国土地理院)

 青森県で震度5強を観測した20日の地震の際、津波警報、注意報が出た各地では避難する車で渋滞が発生したことが26日、位置情報を活用した人流データの分析や住人への取材で分かった。夕方の帰宅時間帯と重なったことも要因とみられる。

 共同通信がソフトバンク子会社のアグープの人流可視化ツールを使って分析。アグープは利用者の同意を得て複数のスマートフォンアプリから位置情報を取得し、個人を特定できないよう加工処理している。

 今回、地震発生1時間後の20日午後5時52分の人流データによると、震度5弱だった青森県八戸市では、浸水想定区域内の幹線道路の国道45号(八戸バイパス)や周辺の道で、ほとんど動いていない車の列ができた。同市の40代男性は45号を通って自宅に戻ったが、普段は15分ほどの道のりに約30分かかったという。

 北海道苫小牧市の中心部でも、避難場所の緑ケ丘公園に続く道に車が連なったことを確認した。管理会社によると、地震の約1時間後に駐車場が満車になり、入れない車が入り口付近で身動きが取れない事態が起きた。

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