【ニューヨーク共同】12日夜のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は上昇し、指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しは一時1バレル=105ドル台を付けた。
米国とイランの戦闘終結に向けた協議が合意に至らず、トランプ米大統領がホルムズ海峡の封鎖に踏み切る方針を示したことから、供給不安が一段と高まり、買いが膨らんだ。
ホルムズ海峡は湾岸産油国の原油や液化天然ガス(LNG)を世界市場に運ぶ要路で、通常は世界の供給の約2割が通過する。だが現状は通常を大きく下回る水準に落ち込んでおり、市場ではホルムズ海峡の通航再開の行方が最大の焦点となっている。
これまで市場では、米国とイランの停戦協議の進展に対する期待から上値を抑える場面もあったが、交渉の停滞が明らかになるにつれ、地政学リスクを織り込む動きが加速した。