個人の血液からiPS細胞を製造し、将来的な治療への使用を目的に長期保管する民間のサービスを巡り、iPS細胞を開発した山中伸弥京都大教授は19日「今の段階では時期尚早だ」との見解を示した。神戸市で20日まで開催中の日本再生医療学会総会での対談で発言した。
山中氏は、病気の種類や患者の状態によっては自分の細胞から作ったiPS細胞を使うことが望ましい場合があるとした上で「細胞が分化しなかったり、変異があったりして、使えない場合がある。今作った細胞が将来使える保証は、どこにもない」と指摘した。
一方で「民間企業の動きは止められない。作った細胞を検証してほしいと言われれば喜んでやる」とも話した。