2026年度予算案は13日の衆院予算委員会で、与党の賛成多数により可決した。同日夜の本会議に緊急上程され、衆院を通過する見通し。高市早苗首相が目指す月内成立のため、与党が「数の力」を背景に採決を強行し、野党は充実審議を求めて反発した。予算委の質疑は59時間となり、近年最短を更新した。予算案は16日から参院予算委で実質審議入りする。参院は少数与党のため、月内成立の実現には曲折が予想される。
13日午後の衆院本会議では、中道改革連合、参政、チームみらい、共産の4党が共同提出した坂本哲志・衆院予算委員長(自民党)に対する解任決議案が与党の反対多数で否決された。採決では国民民主党も賛成した。
中道の伊佐進一氏は、坂本氏が職権を相次いで使い、質疑時間を大幅に短縮したとし「審議の空洞化を招いた責任は極めて重い」と批判した。
当初予算案の00年度分以降の予算委質疑時間で比べると、第1次安倍晋三政権下の07年度の66時間30分が最も短く、石破茂政権下の25年度は92時間だった。