ネット不正送金被害100億円超

警察庁、国家公安委員会の看板

 2025年のインターネットバンキングの不正送金被害は約103億9700万円(前年比約17億円増)で、過去最悪となったことが12日、警察庁のまとめで分かった。企業などのデータを暗号化し、復元と引き換えに身代金を要求する「ランサムウエア」の被害は226件(同4件増)で、高止まりが続く。

 不正送金の被害額は、個人が約55%、法人が約45%。法人の被害額は前年比4倍超の約47億円と急増した。実在の組織を装ったメールを送って偽サイトに誘導し、パスワードなどを盗む「フィッシング」が手口の約9割を占め、報告件数は過去最多の245万4297件(同約73万件増)だった。偽サイトの報告件数も103万3675件(同約30万件増)と増加した。

 ランサムウエアの被害の約6割は中小企業で、業種別最多は製造業の91件だった。ランサムウエアの種別が判明した149件のうち、最多はアサヒグループHDが被害を受けた「Qilin」の32件。アサヒグループHDでは昨年9月に被害が発生し、個人情報約191万件が漏えいした恐れがある。

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