販売しているサプリメントを「食べる抗がん剤」と宣伝するなどしたとして、大阪府警は10日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告禁止)などの疑いで、健康食品販売会社「メリーマート」の代表五条俊明容疑者(76)=大阪府箕面市=ら男3人を逮捕した。全国で販売していたとみて詳しい実態を調べる。
府警によると、五条容疑者らは近畿の他、東北や九州で「瞬芽ブドウ種子iGS」という名称のサプリを販売。食品や日用品の安売りとして高齢者を店に集め、健康不安をあおった後に「病院の薬が効かなかった人にも抗がん剤と同等の薬効がある」とサプリを宣伝していた。府警によると効果は確認されていない。
3人の逮捕容疑は共謀して昨年4月、目的を隠して募った大阪府内の当時70代の女性3人に、サプリに効果があるかのように宣伝し、購入を勧誘した疑い。府警は認否を明らかにしていない。3人には計13箱を計約26万円で販売した。
府警は昨年8月、箕面市の本社や各地の営業所を家宅捜索。スマートフォンやサプリなど計約600点を押収した。