首都高速道路の清掃業務の入札で談合を繰り返したとして、公正取引委員会は、受注4社の独禁法違反(不当な取引制限)を認定し、うちスバル興業と京葉ロードメンテナンス(いずれも東京)に計約5億円の課徴金納付を命じる方針を固めた。4社に再発防止を求める排除措置命令も出す。関係者への取材で28日、分かった。
既に処分案を通知しており、各社の意見を聞いて今後、正式決定する。
公取委は昨年9月、4社のほか、不正に関与した疑いがあるとして発注側の特殊会社「首都高速道路」(東京)にも立ち入り検査。同社による予定価格の漏えいなどが認められた場合には、官製談合防止法に基づく改善措置を求める可能性がある。
受注4社のうち、残る2社は日本ハイウエイ・サービス(東京)と子会社の首都ハイウエイサービス(横浜市)で、公取委の調査前に違反を自主申告する課徴金減免制度(リーニエンシー)に基づき、納付命令を免れたとみられる。
首都高速道路は、国や自治体が株式を保有し、東京と埼玉、千葉、神奈川の4都県にまたがる首都高の管理などを担う。