JR四国は23日、ハイブリッド式の在来線新型車両「3600系」を公開した。先行して造った4両の営業運転を高徳、徳島、牟岐、鳴門の4路線で来年6月に始める予定。量産して2030年度までに計70両を導入し、老朽化した車両と置き換える。運行に伴い排出される二酸化炭素は現在と比べ1割削減できるという。
2両編成で定員272人、最高時速は100キロ。ディーゼルエンジンによる発電と、ブレーキ時に蓄電池にためた電力を組み合わせて走行する。
ステンレスの車体下部に四国の海や空をイメージしたライトブルーを配色し、豊かな自然、澄んだ空気や水を表現した。四之宮和幸社長は「乗り心地が良く、静か。ぜひ乗車してほしい」と話した。