23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台前半で取引された。急激な円安ドル高の是正を狙った政府・日銀による為替介入への警戒感が広がり、円を買ってドルを売る動きが先行。片山さつき財務相が23日の閣議後の記者会見で「(市場の)投機的な動き、行き過ぎた動きには対応を取る」と述べ、外国為替市場の急激な円安進行をけん制した。
片山氏は「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映しているとは到底思えない」と指摘した。
正午現在は前日比1円12銭円高ドル安の1ドル=156円35~36銭。ユーロは60銭円高ユーロ安の1ユーロ=184円12~19銭。