習近平氏、香港トップねぎらい

香港政府トップの李家超行政長官(左)と握手する中国の習近平国家主席=16日、北京の中南海(新華社=共同)

 【北京、香港共同】中国の習近平国家主席は16日、香港政府トップの李家超行政長官と北京で面会し、今年1年間の香港政府の取り組みを聴取した。習氏は親中派が議席を独占した7日の香港の立法会(議会)選挙を評価し「国家の主権と安全、発展の利益を断固として守った」と述べ、李氏の仕事ぶりをねぎらった。新華社が伝えた。

 習氏らは民主派香港紙、蘋果日報(リンゴ日報=廃刊)の創業者、黎智英氏に対する15日の有罪判決についても協議した。李氏は面会後に記者会見し「複数の外国メディアが黎氏の犯罪行為をねじ曲げ、意図的にミスリードした」と批判した。

 新華社によると習氏は面会で、李氏の指導で香港が「着実な経済成長を実現した」と強調。中国共産党が採択した中期経済目標の第15次5カ年計画の基本方針に沿って「香港の高い質の発展」を実現するよう求めた。

 李氏は香港で11月下旬に起きた高層住宅火災に対する中国政府の支援に謝意を示した。

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