生損保委託先で情報漏えい

 生命保険や損害保険会社から調査業務などを請け負う審調社(東京)は5日、6月にサイバー攻撃を受け、10万件超の個人情報が漏えいしたと発表した。委託元の保険契約者の病歴といった医療情報や、審調社の従業員や採用試験に応募した人の氏名も含むという。

 審調社などによると、コンピューターウイルス「ランサムウエア」の被害を受けた。サーバーに保存していたデータの一部が暗号化され、身代金を要求されたが支払いを拒否した。漏えいした情報は、生保や損保の契約者の生年月日や住所、電話番号など。

 審調社は「多大なるご心配とご迷惑をおかけしおわび申し上げる。現段階で不正利用は確認されていない」としている。

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