教員が女児らを盗撮し、SNSのグループチャットで画像を共有したとされる事件に絡み、AIで生成された女児の性的な画像を所持したとして、愛知県警は5日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、名古屋市立小の元教諭水藤翔太容疑者(34)を追送検した。県警によると、AI画像を巡る同法違反容疑での摘発は全国初という。
容疑者はグループのメンバー。「AIで裸の画像を作ってもらった」と容疑を認めている。名古屋地検は5日、同法違反の罪で容疑者を追起訴した。
追起訴状によると3月10日、水藤被告の自宅で、女児の胸などが露出しているように見える加工画像2点が記録された携帯電話1台を所持したとしている。
被告は実在する女児2人の洋服姿の画像をグループのメンバーではない男性に送り加工を依頼した。元の画像は盗撮されたものではないとみられ、被告は「学校のネットワーク内に保存されている撮影データを、SDカードを使って持ち出した」との趣旨の説明をしている。