富士登山規制「一定効果」

環境省や山梨県、静岡県などが開いた富士登山のオーバーツーリズム対策に関する協議会=4日午後、山梨県山中湖村

 環境省や山梨県、静岡県などは4日、山梨県山中湖村で富士登山のオーバーツーリズム(観光公害)対策に関する協議会を開いた。今夏、両県が実施した入山規制の結果を報告。「弾丸登山が減り、遭難者数も減った」といった規制の効果を一定評価する意見が相次いだ。

 山梨、静岡両県は軽装での登山や夜通し登る「弾丸登山」などの危険行為を問題視した。山梨県は2024年から、静岡県は25年から入山規制を実施。今夏は入山時間を制限したり、入山時に一律4千円を徴収したりする対応を取った。

 協議会で山梨県は、夜間の入山者数が減少したと紹介。静岡県も、登山者の約8割が事前登録システムを活用したと披露した。

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