高松城跡天守台に落書き

落書きがあった高松城跡の石垣(高松市提供)

 高松市は3日、国指定史跡の高松城跡(玉藻公園)の天守台石垣に、石で削って刻まれた落書きを確認したと発表した。「中国」「日本」「好」などの漢字が読み取れる状態だった。市は同日、香川県警に被害を届け出た。

 市によると2日午前、落書きを見つけた来園者が、受付職員に通報した。天守台の地下1階部分に当たる西側の石垣の、高さ約1・5メートルの位置にあった。縦20センチ、横15センチの範囲に3行で11文字程度が刻まれていた。全体の文意は不明だった。

 通報を受けて市が園内の石垣や歴史的建造物を確認したところ、他に同様の被害はなかった。市は石の表面を磨くなどし、落書きを消す予定。

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