25年食品値上げ2万品目超

 帝国データバンクは28日、飲食料品の値上げが2025年の年間で前年実績比約65%増の2万609品目となり、2年ぶりに2万品目を超えることになったと発表した。24年は1万2520品目だったが、調味料や飲料などの値上がりで大きく増え、家計の負担となりそうだ。ただ22年の約2万6千品目、23年の約3万2千品目よりは少ない水準となっている。

 26年に値上げが予定されている飲食料品は、4月までの分で1044品目となった。野菜ジュースや料理用清酒などの「酒類・飲料」のほか、冷凍食品やパックご飯などの「加工食品」が値上がりする。前年の同時期に発表した見通し(4417品目)よりペースは鈍化しており、帝国データバンクは「来春にかけて断続的な値上げラッシュは一時的に収束する」と説明している。

 25年の分野別では、みそやだしなどの「調味料」が6221品目と最も多く、前年から約4500品目増えた。清涼飲料水やビール、ワインなどの「酒類・飲料」は4901品目だった。

 12月の単月では、217品目が値上がりする。

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