百貨店免税売上7・5%増

 日本百貨店協会が25日発表した10月のインバウンド(訪日客)による免税売上高は、前年同月比7・5%増の約546億円だった。8カ月ぶりに前年同月を上回った。中国の建国記念日「国慶節」の大型連休が前年より1日多く、円安の効果もあり購買客数が伸びた。台湾からの旅行客も寄与した。

 中国が日本への渡航自粛を呼びかけていることに関しては、協会幹部は東京都内で開いた記者会見で「観光や消費で影響が出る可能性も推測できる」と言及。その上で、協会としては「状況を注視する」と語った。

 同時に発表した全国の百貨店売上高(既存店ベース)は4・3%増の約4668億円となり、3カ月連続でプラスとなった。

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