「学校が異常に気づく体制を」

 2004年に長崎県佐世保市の市立大久保小で、6年生の御手洗怜美さん=当時(12)=が同級生の女子児童に殺害された事件で、亡くなった怜美さんの兄(36)が23日、長崎市で講演した。事件後、相談できる相手がおらず、体調を崩したと明かし「学校が早く異常に気づける体制を構築できていればよかった」と訴えた。

 当時中学3年だった兄は授業中に別室へ呼ばれ、事件発生を伝えられた。動揺して泣き出す先生もいて「(先生を)頼ることができない」と感じたという。

 講演は「犯罪被害者週間」に合わせ、被害者支援団体などが主催し、約280人が耳を傾けた。

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