21日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半で取引された。
午後5時現在は前日比72銭円高ドル安の1ドル=156円73~75銭。ユーロは50銭円高ユーロ安の1ユーロ=180円87~91銭。
片山さつき財務相が円安進行に対する為替介入について、選択肢として「当然考えられる」と述べ、市場をけん制。円買いドル売りの材料となった。日経平均株価の大幅下落に伴って投資家のリスク回避姿勢が強まり、比較的安全な資産とされる円を買う動きにつながった。
市場では「3連休前に利益を確定しようとする投資家の円買いもあった」(外為ブローカー)との声があった。