建設や鉄鋼関連企業などで構成する「日本プロジェクト産業協議会」(JAPIC)は21日、松山市でシンポジウムを開き、四国遍路や四国新幹線などによる地域活性化について議論した。
JAPICは地域ごとに発展に向けた提言をまとめている。四国ブロックでは新幹線整備や遍路による観光活性化など7項目を盛り込んだ。
四国経済連合会の長井啓介会長は、パネルディスカッションで、遍路の世界遺産登録に向けた取り組みについて「登録は目的ではなく、文化遺産を未来につなげるための手段だ」と話した。
四国新幹線には、複線ではなく単線方式で工事費を圧縮し、早期整備を目指すと提言した。