キリンビールは19日、全ての歳暮用セットの販売を12月1日出荷分から停止すると発表した。サイバー攻撃によるシステム障害でアサヒビールの出荷が減った影響を受け、想定を上回る注文があり、安定供給が困難なため。すでに10月から商品のラインアップを17種類から3種類に絞っていたが、全て休売することにした。
今回休売を決めた3種のセットは、いずれも缶ビール「一番搾り」のみを詰めたもの。
キリンは、通常の家庭向け商品の販売を取りやめることはないとした。飲食店向けのビールは出荷調整を継続しているという。