化石燃料から脱却へ「工程表を」

化石燃料脱却に向けた工程表策定を求めて記者会見した、マーシャル諸島のティナ・ステゲ気候変動担当特使(前列中央)ら=18日、ブラジル・ベレン(共同)

 【ベレン共同】化石燃料からの脱却を訴える英国やドイツ、コロンビア、マーシャル諸島の代表らが18日、国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の会場で記者会見し、多くの国が結束して脱却に向けた工程表を取りまとめるよう訴えた。国際環境団体によると、18日時点で約80の国が賛同しているという。

 日本は賛同しない方針で、石原環境相は報道陣の取材に「水素やアンモニアを活用して、現実的な路線で脱炭素の火力と置き換えるのが(日本の)方針だ」と説明した。

 マーシャル諸島の担当特使は産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える目標に関し「化石燃料からの脱却が鍵となる」と強調した。

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