広島の被爆ピアノ修復工房を選出

JASRAC音楽文化賞を受賞した「HOPEプロジェクト」の二口とみゑさん(前列右から2人目)、「ぐらもくらぶ」の保利透さん(同左端)、「北海道農民管弦楽団」の牧野時夫さん(同右端)=18日午後、東京都港区

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は18日、音楽文化に寄与した地道な活動による功績を顕彰する第12回JASRAC音楽文化賞に、原爆の被害を受けた「被爆ピアノ」を修復・保存して各地で演奏会などを開催している「『HOPEプロジェクト』と『矢川ピアノ工房』」(ともに広島市)など3組を選んだと発表した。賞金は各50万円。

 同プロジェクトと工房はそれぞれ、広島や長崎の原爆で傷ついたピアノを修復。その音色を通じて平和への思いを次の世代につないできた。同プロジェクトが保管するピアノは、世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんも弾いたという。

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