日本海の冬の味覚として知られ、「越前ガニ」と呼ばれる福井県特産のズワイガニ漁が6日解禁され、初競りが同県越前町の越前漁港で開かれた。仲買人がカニを囲み、威勢のよい声を響かせた。金沢市でも同日夜、初競りが行われ、石川県のブランドガニ「輝」が1匹450万円で同市の旅館に落札された。
県は、重さや甲羅の幅などが基準を上回る雄の越前ガニを「極」と名付け、2015年にブランド化した。昨年度は雄越前ガニの漁獲量のうち0・02%に当たる51匹が極と認定された。このうち落札最高額は初競り日の150万円だった。
福井県での漁は雌が12月31日、雄が来年3月20日まで。