新潟日報の記者を県議が暴行か

新潟県庁

 新潟日報社は6日、30代男性記者が新潟市の新潟県議会の庁舎内で取材中に、重川隆広県議から首を絞める暴行を受け、新潟署に被害届を提出して受理されたと発表した。重川氏は取材に「通路の妨害に対処するために体を押したが、首は絞めていない」と反論した。

 同社によると、10月9日正午ごろ、記者が議会庁舎の会議室のドアに近づき耳をそばだてていたところ、室内から出てきた重川氏が「何をしているんだ」と大声を出しながら首を絞めたという。

 記者は別の県議を捜しており、室内にいるかどうかを確かめようとしていた。市内の病院で同日「頸部挫傷で約10日間の加療」と診断を受けた。

 同社の諏訪敬明企画総務局長は「公人である県議がけがを負わせる前代未聞の事案であり、極めて遺憾だ」とコメントした。重川氏は「内容には多くの誤りがある」と主張している。

 重川氏は新潟市西蒲区選出で当選3回。県議会第3会派「リベラル新潟」の代表を務める。

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