【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は5日、西アフリカのモーリタニアとセネガルで9月20日~10月30日に、蚊が媒介するリフトバレー熱で42人の死者を確認したと発表した。人から人への感染は確認されておらず、国際的な感染リスクは低いと評価している。
WHOによると、2カ国で計404件の感染例があった。死者はモーリタニアで14人、セネガルで28人だった。ヤギやラクダなど家畜への影響も大きく、WHOは農家や獣医師らの感染リスクが高いとしている。
厚生労働省によると、リフトバレー熱は発熱や頭痛などインフルエンザに似た症状を引き起こす。致死率は1%程度だという。