【ワシントン共同】トランプ米大統領は10月31日、関税を巡るレーガン元大統領の発言を引用したカナダ側の広告について、「カナダのカーニー首相が謝罪した」と語った。トランプ氏は、広告が「虚偽」だと主張して停止した貿易交渉の再開は否定した。大統領専用機内で記者団に話した。
トランプ氏は「カーニー氏とは良い関係だ。だが彼らがしたことは間違っていた」と述べた。
広告は、1987年に日本が日米半導体協定に違反したとして米政府が日本製のカラーテレビなどに100%の報復関税を発動したことについて、レーガン氏が苦渋の決断だったと説明するラジオ演説を抜粋して使用した。