大阪府富田林市で特産「海老芋」の収穫が始まった。里芋の一種で形状やしま模様がエビに似ており、京料理などに使われる高級食材として知られる。収穫のピークは11月下旬ごろ迎える。
農家でつくる市海老芋振興協議会のメンバー乾裕佳さん(50)の畑では10月下旬、芋を掘り起こした後、親芋から育った小芋を傷つけないように一つ一つ手で外し、籠に入れていった。乾さんは「とろとろ感やほくほく感が特徴の食感を楽しんでほしい」と話す。
生産農家は市内に約20軒ある。栽培には畝へ土を寄せたり、株間にわらを敷いたりする手間が必要になる。