不適切発言の上越市長落選

新潟県上越市長選での落選が決まり、支持者らを前に敗戦の弁を述べる現職の中川幹太氏=26日午後、新潟県上越市

 任期満了に伴う新潟県上越市長選は26日投開票の結果、元駐ハンガリー大使の無所属新人小菅淳一氏(73)が、元参院議員の新人風間直樹氏(59)や、再選を期した現職中川幹太氏(50)ら無所属5人を破り、初当選を果たした。「工場勤務は高卒レベル」といった不適切な発言を繰り返した中川氏による市政継続の是非が主な争点となった。

 投票率は2005年の合併以降で最低の56・63%だった。

 中川氏は昨年6月の市議会で「工場では高校卒業レベルの人が働いている。頭の良い人だけが来るわけではない」と発言。今年7月にも公務の場で兵庫県三田市のコメを「まずい」と語った。いずれも不信任決議案が市議会に提出、否決された。

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