よろい竜の歯の化石発見

よろい竜のイメージ図(長崎市恐竜博物館、福井県立恐竜博物館提供、作画・月本佳代美)

 福井県立恐竜博物館(同県勝山市)と長崎市教育委員会の研究チームは23日、長崎市の約8千万年前(白亜紀後期)の地層から、よろい竜の歯の化石2点を発見したと発表した。異なる種類のものとみられ、同じ年代の地層から複数種のよろい竜の化石が見つかるのは世界でも珍しいという。同時期に複数種のよろい竜が生息していた可能性がある。

 よろい竜はジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄した草食恐竜で、頭部から尾まで骨のよろいを持つ。今回発見されたのは、長さ7・5ミリ、幅8・9ミリの左上顎の歯と、長さ9・2ミリ、幅10・8ミリの左下顎の歯。進化の過程でそしゃく運動が複雑化したといい、2点のすり減り方には違いがみられるという。

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