「高市内閣」人事に着手

首相官邸

 自民党の高市早苗総裁(64)は20日、日本維新の会との連立政権合意で首相就任が確実となり、内閣人事に本格的に着手する。外相に茂木敏充元幹事長(70)、官房長官に木原稔前防衛相(56)を起用する意向だ。自民総裁選を争った小泉進次郎農相(44)、林芳正官房長官(64)も入閣させる方向。維新からは閣僚に充てず、遠藤敬国対委員長(57)を首相補佐官に迎え入れる方針だ。

 赤間二郎(57)、黄川田仁志(55)両衆院議員を入閣させる方向で調整に入った。松本洋平衆院議員(52)の入閣案も浮上した。

 事務担当の官房副長官に露木康浩前警察庁長官(62)を起用する方向となった。派閥裏金事件に関係した議員を登用するかどうかも焦点となる。

 高市氏は小泉氏を防衛相、林氏を総務相とする案を検討。総裁選に立候補した4氏のうち、小林鷹之氏(50)を政調会長に充てた。茂木、小泉、林の3氏も閣僚で処遇し、挙党態勢を構築する構えだ。裏金事件に関係した議員の処遇を巡っては、萩生田光一氏(62)を既に幹事長代行に起用した。

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