「異論封殺」に危機感訴え

トランプ大統領の政策に抗議する「No Kings」デモの参加者たち=18日、ロサンゼルス(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】「専制主義に乗っ取られる」。全米各地で18日に行われたデモの参加者たちは口々にトランプ大統領が自身に権力を集中させ、異論を封殺しようとしていると危機感を訴えた。与党共和党は参加者を「米国を憎んでいる」と批判し聞く耳を持つ様子はない。深刻な分断が改めて浮き彫りになった。

 トランプ氏は、自身の政策に反対する人々を「極左」と決めつけ、抗議活動に州兵を動員することも辞さない。デモに参加した50代男性は「反対派を『悪魔』のように扱い、まさにファシズムだ」と非難した。

 ワシントンのデモに参加したブライアン・サールソンさんは「分断は深い。この先どうなるかは未知の領域だ」と語った。

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