報道で名誉毀損、高裁棄却

 元総務省職員の本間奈々氏が、自身のX(旧ツイッター)投稿を巡り、アイヌ民族の女性から人権侵犯被害を申し立てられたとの記事によって名誉を毀損されたとして、朝日新聞社と北海道新聞社に各330万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(斎藤清文裁判長)は7日、請求を棄却した。

 4月の一審札幌地裁判決は請求を棄却し、本間氏側が控訴していた。

 訴状によると、両社は昨年3月、アイヌの女性が本間氏の差別的な投稿により人権侵犯被害を受けたとして札幌法務局に申告し、受理されたと公表したとする記事を掲載し、本間氏の社会的評価を著しく低下させたとしている。

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