ガザで90万人退避、テント消失

9月2日(左)と18日に撮影された衛星画像。パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市の北方の沿岸部から避難民テントがほぼなくなっていた(プラネット・ラブズ提供、共同)

 パレスチナ自治区ガザの戦闘が始まって7日で2年。ガザの中心都市、北部ガザ市では8月時点で約100万人が避難生活を送っていたが、イスラエル軍が9月に開始したガザ市制圧作戦の前後で推定90万人が退避した。衛星画像では、避難民テントが軒並み姿を消した様子が確認できる。ガザ全体の建物の6割が被害を受け、破壊がさらに進んでいる。

 イスラエル軍はガザ市をイスラム組織ハマスの「最後の拠点」とみなし、地上侵攻を開始したと9月16日に表明。住民に退避するよう通告した。米宇宙技術企業プラネット・ラブズが撮影した同月2日の衛星画像では、空き地などをテントが覆っていたが、18日にはほぼなくなっていた。

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