核軍縮失効後も順守「良い考え」

5日、ホワイトハウスで記者団に話すトランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は5日、ロシアのプーチン大統領が米ロ間唯一の核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」の失効後も両国が1年間順守することを提案したことに関し「良い考えだ」と述べた。

 プーチン氏は9月、失効後も順守する用意があると表明。米国が同様に行動し、既存の抑止力の均衡を損なう措置を取らなければ、条約順守は可能だとの認識を示した。8月に米アラスカ州で両首脳が会談した際、核軍縮も協議していた。

 新STARTは2011年に発効し、戦略核兵器の配備数を米ロ核軍縮史上、最低水準に制限。21年に5年間の延長が決まったが、ロシアが23年に履行停止を表明した。

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