原発事故訓練で外国人避難

九州電力玄海原発の事故を想定した防災訓練で、佐賀県庁で開かれた災害対策本部のテレビ会議=5日午前

 佐賀県玄海町の九州電力玄海原発4号機で地震による重大事故が発生したと想定した防災訓練が5日、行われた。県内に住む外国人が増えているのを踏まえ、外国人を含めた住民避難も初めて実施され、ミャンマー人3人が小城市に退避した。

 午前7時ごろ、唐津市北部を震源とする地震が発生し、玄海町で震度6弱を観測、4号機が原子炉の冷却機能を失ったと想定。県は災害対策本部を設置し、国や隣の福岡、長崎両県とテレビ会議で情報共有した。九電は玄海原発に対策本部を設け、社員らが事故収束に向け対応を協議した。

 玄海町の住民の避難先となる小城市の施設には、34人が到着した。

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