米の核弾頭3倍増を提言

サイロ内の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」=米ノースダコタ州(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米保守系シンクタンク、ヘリテージ財団は3日、米国が実戦配備する核弾頭の数を2050年までに現在の約1700発から3倍近い4625発に引き上げるべきだとする報告書を公表した。中国やロシア、北朝鮮が核増強を急速に進めており、米軍の現在の核戦力は「不十分だ」と指摘した。

 報告書を執筆したのは核戦略専門家のロバート・ピーターズ氏。35年までにロシアと中国が両国合わせて3100発の戦略核兵器、5100発の非戦略核兵器を配備すると分析。米国が一方の国と戦いつつもう一方を抑止するためには、50年までに3500発の戦略核兵器と1125発の非戦略核兵器を置く必要があると訴えた。

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