ヘイト実態しっかり把握を

記者会見する川崎市の福田紀彦市長=1日午後、川崎市役所

 川崎市の福田紀彦市長は1日の定例記者会見で、法務省が2026年度にヘイトスピーチに関する実態調査に乗り出す方針を固めたことに「国として実態がどうなっているのか、しっかり把握していただくことから施策が始まると思う」と期待感を示した。

 川崎市は2020年、街頭でのヘイトスピーチに刑事罰を科す全国初の条例を全面施行させ、対応に力を入れている。首都圏の知事や川崎市長らでつくる「9都県市首脳会議」は、国の対策が必要だとして、総務省や法務省にネットヘイト解消に向けた実態調査を要望していた。

最新記事
中国調査船、日本のEEZ離れる
タリバンがネット遮断を否定
為替相場 1日(日本時間21時)
日産、米EV生産計画を凍結
老人ホームの参入規制検討