ロシア占拠の原発「危機的」

ウクライナ南部のザポリージャ原発=2021年6月(共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9月30日、ロシアが占拠する南部ザポリージャ原発について、外部電源の喪失が1週間続いており「かつてない緊急事態で、状況は危機的だ」と述べた。一時的に原子炉の冷却に使用している非常用ディーゼル発電機の一部も停止したと表明。ロシアが復旧作業を妨害していると非難した。

 原子炉6基は冷温停止状態で、冷却には電力が必要。復旧のめどや詳しい状況は不明だが、全ての非常用発電機が停止したり、発電機の燃料が尽きたりすれば危機的状況に陥りかねない。

 欧州最大のザポリージャ原発は9月23日に外部電源が喪失。ロシアの侵攻開始以来、外部電源の喪失は10回目。

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