イラン国連制裁を再発動

対イラン国連制裁の再発動を阻止するため中国とロシアが提案した決議案を否決する国連安全保障理事会=26日、ニューヨークの国連本部

 【ニューヨーク、テヘラン共同】イラン核問題を巡り、対イラン国連制裁が米東部時間27日午後8時(日本時間28日午前9時)、再発動した。2015年に結ばれたイラン核合意は崩壊した。イランは「外交の道を閉ざす」と反発。欧米との対立がさらに深まり、核問題の外交解決が遠のくことが懸念される。

 再発動により、イランへの武器禁輸のほか、核開発に関連する個人や企業の資産凍結などの措置が取られる。イランにウラン濃縮活動の停止も求める。イランを擁護するロシアと中国は手続きに問題があるとし、再発動は無効だと主張。国連加盟国は国連の制裁を守る義務があるが、中ロが従うかどうかは不透明だ。

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