万博で、60分ぼーっとする大会

万博会場で開かれた「ぼーっとする大会」=27日午前、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博で27日、「ぼーっとする大会」が開かれた。韓国で2014年に始まった競技で、何もしない状態を心拍数や観客投票で評価する。閉幕間近で来場者が連日20万人を超えるにぎわいの中、あえて最も「ぼーっと」できたのは誰かを60分間競った。

 大会は会場の「よしもとワライミライ館」で開催し、30組40人が参加。会話やスマートフォンの使用は禁止で、笑ったり眠ったりしても失格となる。お笑い芸人の妨害に耐えながら、座ったり、寝そべったりして懸命に「ぼーっと」していた。

 主催者によると、人は新聞170紙分を超す情報に毎日さらされ、脳の疲れやストレスの原因になっている。

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