救急出動9分遅れ、女性死亡

 大阪府岸和田市消防本部は26日、救急隊員の待機場所の出動指令サイレンが鳴らず、救急隊側の把握が9分間遅れたと発表した。出動先の女性は心肺停止で搬送され、病院で死亡が確認された。病院の医師は「救急車の到着遅れと死亡の因果関係は不明」としているという。

 消防本部によると、9月上旬の夜、「80代女性が呼吸苦だ」と119番があった。指令センターが仮眠中の救急隊員を出動させようとしたが、待機場所のサイレンを鳴らす機器が作動しなかった。隊員の携帯電話着信音は小さく設定され、仮眠室に持参した電話機の子機も取り違えていた。

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