首相、国連総会から帰国

国連総会などを終え帰国した石破首相(右)=25日午後、羽田空港

 石破茂首相は25日午後、米ニューヨークでの国連総会出席など一連の外交日程を終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。一般討論演説では「対立より寛容」の姿勢が重要だと強調。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を強く非難した。米国ではトランプ米大統領と立ち話をし「日米同盟の重要性は今後も変わらない」と伝えた。

 演説では、日本はアジア諸国の「寛容の精神」に支えられ「不戦の誓いの下、世界の恒久平和実現に力を尽くしてきた」と語った。国連安全保障理事会の改革を求めた。

 記者会見では、戦後80年に当たり、先の大戦を巡る見解を発表する方針を初めて明言した。

 首相は30日と10月1日の2日間の日程で、韓国南部・釜山を訪問する予定で、李在明大統領と会談する見通し。首相在任中、最後の外国訪問となるとみられる。

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