岸和田、最低価格と同額で落札

永野耕平容疑者

 大阪府岸和田市発注工事の入札を巡る収賄事件で、前市長永野耕平容疑者(47)が最低制限価格を漏らした疑いがある共同企業体(JV)が、最低価格と同額で工事を落札していたことが25日、分かった。市の入札記録で判明した。

 容疑者は、この入札前に最低価格を漏らし、落札に成功したJVの構成業者から融資名目の賄賂を受け取ったとして、収賄と官製談合防止法違反、公競売入札妨害の疑いで再逮捕された。大阪地検特捜部は、情報漏えいで入札結果に影響が出たとみて裏付けを進める。

 特捜部は、業者側の立件に関して慎重に捜査している。容疑者の認否は明らかにしていない。

最新記事
柏崎6号機、10月にも技術的準備整う見通し
おでんの肉入り総菜
常習賭博、フジ元担当部長に有罪
未利用分は正午以降の入場券と交換
優しいかみ心地のグミ