学歴を巡る問題で、静岡県伊東市の田久保真紀市長が議会を解散し、市議選実施で市に損害を及ぼすとして、千葉県の男性が19日、田久保氏に対する背任容疑の告発状を伊東署に郵送したと明らかにした。署は受理するかどうか検討する。
告発状は、議会解散で本来不要な約6300万円の選挙費用の支出で市に損害を及ぼす一方、田久保氏は市長職にとどまり、月額給与などを今後も受け取り続けると指摘。自己の地位保全と給与受領などを図る目的で、市長としての職務上の任務に背いたとしている。
田久保氏は10日、市議会が1日に不信任決議を全会一致で可決したのを受けて市議会を解散。前職議員には約2年の任期が残っていた。