店舗周辺で被害者ら目撃か

平原政徳容疑者

 北九州市のファストフード店で昨年12月、中学3年の男女が殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された平原政徳容疑者(44)が、事件当日に現場店舗を訪れる前、周辺の路上を歩く2人を目撃していたとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。平原容疑者がその際に「目が合ってばかにされたと思った」と供述していることも判明した。

 福岡県警は、2人を目撃した平原容疑者が一方的に敵意を募らせ、2人が歩いて行った方向の店舗に車で向かい、車内にあった刃物で襲ったとみている。

 捜査関係者によると事件前の同時間帯に、店舗前の大通りを中学生らは徒歩で北から南に、平原容疑者は車で南から北に向かっていたことが防犯カメラ映像などから確認された。平原容疑者はその後、左折して裏通りを抜け、店舗に向かった。

 平原容疑者は店舗駐車場に車を止め、2人が店を訪れた約15分後に入店。いきなり2人を刺した。男子生徒は「全く知らない人に刺された」と話しており、2人は平原容疑者のことを認識していなかったとみられる。

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