コンゴでワクチン接種開始

 【ナイロビ共同】世界保健機関(WHO)は14日、コンゴ(旧ザイール)中部カサイ州で感染が判明したエボラ出血熱の拡大を防ぐため、現地でワクチン接種が始まったと発表した。ただ届いたのは400回分にとどまり、AP通信は資金不足などで「接種が妨げられている」と指摘。対応が遅れると封じ込めが困難になるとの見方も出ている。

 カサイ州では8月下旬に最初の感染が確認され、少なくとも16人が死亡している。コンゴ国内のワクチン備蓄は2千回分で、WHOなどは追加の約4万5千回分の輸送を急ぐが、コンゴでは交通インフラが脆弱なため配布に時間がかかる可能性がある。

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